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関東大震災と中国人虐殺事件

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今井清一/著
四六判 上製 216頁 2020年刊

資料の改ざん、事実の隠蔽。
あったことがなかったことにされる日本、
本当は何が起こっていたのか?

【内容紹介】
関東大震災は、1923(大正12)年9月1日の正午に始まり、東京・横浜を中心とする首都圏を遅い、その直後にその近くを震源とする例外的に大きな余震が続いた。両市の下町を初めとして無数の密集家屋が倒壊、大火となって荒れ狂った。東京市では3日朝まで燃え続け、震災全体の死者と行方不明者は10万5千人余人にのぼった。

戒厳令が布告される中で、朝鮮人が蜂起し井戸に毒を入れたり、放火したという流言が広がり、中国人もあやしいとされ、背後には社会主義者が糸を引いているなどの尾ひれもつけられた。そんな中で数千人にのぼると言われている朝鮮人と数百人に及ぶ中国人が虐殺され、さらに社会主義者や、労働運動家も殺された。日本の敗戦までこれらの事件の報道は厳しく禁圧され、戦後に禁圧が解かれた後も解明されず、現在でも日本人にとって触れたくない事件となっている。政府もこの事実を明確に発表していない。

本書では的確な資料が比較的存在している中国人虐殺事件に的を絞り、多角的に考察している。政治学者で歴史学者である著者が長い年月追ってきた事柄であり、過去(1976、1994、2003、2008)に書かれ、発表されたものは単行本化にあたり大幅な加除訂正を加え、Ⅲ、Ⅵ章については新たに書き下ろし、まとめたものとなっている。

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